食と健康 サンテ薬局

サンテ調剤薬局
サンテ調剤薬局
サンテ調剤薬局
食と健康
健康な生活と食事には密接な関係があります。人間は食べることによって身体を維持するのに必要な栄養分を得ており、日々の健康状態も食べるものに大きく左右されています。十分な食料を口にすることができなかった時代には、人は食べられないことの問題、飢餓や栄養失調に伴うさまざまな病気に悩まされてきました。
しかし、豊かになった現代では食べ物も豊富で、いつでもどこでも好きなものが食べられます。現代社会では、食べることが生命維持・健康維持ではなく、楽しみとなった反面、健康を損なう問題を引き起こすため、これからの予防医学は食品(食物)だと言われるようになりました。つまり、健康で楽しい生活を送るためには、バランスの良い自分にあった食事をとる事が大切となるのです。
 ここでは、食と健康に関する情報をご紹介していきます。

〈大豆〉
 日本人は味噌、醤油、豆腐や納豆など大豆を含む食品をよく摂取します。大豆には、大豆たんぱく、サポニン、レシチン、イソフラボンが含まれています。
 大豆たんぱくにはコレステロールを低下させる働きがあります。サポニンやレシチンには抗酸化作用があり、動脈硬化や肥満、高脂血症を予防します。そして話題となっているイソフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」と同じような働きをもつため、エストロゲンの減少が原因で起こる女性の更年期障害(ほてりや骨粗鬆症)の症状を改善し、乳ガンや前立腺ガンの予防にも有効だと言われています。
 この他にも大豆は、カルシウム、ビタミンB1、食物繊維などを豊富に含んだ食品です。
 しかし、血栓塞栓症の治療及び予防に使われる「ワーファリン」を服用されている方は、納豆に含まれる納豆菌が腸内でビタミンKを産生しワーファリンの作用を減弱させるため、控えていただく必要があります。30g、10gの少量でも血液中のビタミンK濃度が有意に上昇するという報告もありますので、少量でも摂食はさけるべきです。
 また、大豆には痛風の原因で尿酸の素となるプリン体が多く含まれています。尿酸値が高い人は控える方がよいのですが、大豆製品は適量であれば摂られても問題ないと言われています。


健康豆知識トップへ


サンテ薬局


CONTENTS
トップに戻る